日々感じること...。続編

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良い住まいを造るために必要なものは何でしょうか??

1.斬新なデザイン?

2.唯一無二の施工技術?

3.豊富な資金?

4.豪華な住宅設備?

 

1.デザインを考える

デザインは住まいをつくる上で大事な要素のひとつです。

ただ、住まいをつくるときの考え方としては、家族の絆や癒しの空間であることを大切にしたいと考えています。

斬新なデザインであるより、心地良い・何となく落ち着く空間デザインを心掛けています。

もちろん無難なデザインが良いということではなくて、癒しの空間であることを基本として、その範囲内で個性を出してみたり、冒険してみるのも良いと思います。

 

2.施工技術を考える

在来工法の木造住宅という枠組みに関していえば、ちゃんとした工務店、建築屋であれば施工技術は(本来は...)大差はないと思います。

結局は気持ちの問題だと思うのです!

住まいを建築する上では、たくさんの職種の職人さんがお仕事をさせていただくことになりますが、その職人の一人ひとりがいかに「真心を込めた仕事」ができるか?です。

そろばんを弾きながら仕事をしている職人に真心を込めた仕事ができるでしょうか?

仕事から得る対価で解釈して、割り切った仕事をしてしまっている場合があるのでは...?

「(住まう人のために)良いものを造ろう!」という志を捨てずに持ち続けていることができている職人さんを大切にしていきたいものです。

真心のこもった仕事に例え間違いはあっても、手抜きはありません!

私は技術の優越や匠の技術などと謳うつもりはありません。

ただ「真心をこめて、持ち得る限りの技術を注いだ仕事」を当たり前にしたい。それだけなのです。

そのためには、職人さんが粋に感じて本来の仕事ができる関係をつくることも大切だと思っています。

 

3.住宅予算を考える。

確かに住まいを建築するうえでは資金があった方が望み通りのものができるかもしれません。

ですが、お金を掛ければ良い住まいができるわけでもありませんし、資金が足りなくても必ずしも妥協しなければいけないわけでもありません。

まずは根拠のある住宅予算を組立することが大切です。

住宅予算とはイニシャルコスト(建築費用)、ランニングコスト(光熱費や住宅ローン金利も含む)、将来のメンテナンスコスト(将来の修理、リフォーム費用も含む)にも検討が必要です。

そして、適切な材料を用いて、適切な技術で、適切な価格であること。

もちろん、住まいを考えるうえでコストは気になるところですが、初期費用が安ければ安いほど良いというわけではありません。

組立てた住宅予算のなかで、内容をよく理解して計画していきましょう。

資金が足りなくても安易に材料や内容を選定するのではなくて、価格的に無理のない様に工夫をして、お金を掛けるべきところを間違えない様にすることが大切だと思っています。

 

4.住宅設備を考える

住宅設備は高価なものですが、消耗品も多く後々のメンテナンスも必要になってきます。

また、住まいそのものよりも住宅設備の方が当然ながら寿命が短いです。

必要以上に高機能、高性能のものを、住まいそのものの費用を削ってまで実現させるべきものでしょうか?

高機能な住宅設備よりも住まいの構造や空間づくりの方が大切だと思うのです。

また内装に無垢材や自然素材を用いると、既製品のメーカーの家具やキッチン等では質感が違うため、満足いくものがないことがありますので、上手にコストをおさえた、造り付けの家具等も提案していけたらいいなと思っています。

 

なんか昨日・今日といろいろ書込みましたが、まだまだこんな事言える程の実績のない私です。

私の個人的な想いですので、全ての方に共感いただけるとは思っていませんし、同業の方など気を悪くされた方がいらっしゃいましたら深くお詫び申しあげます。

長岡和

 

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このページは、長岡工務店が2010年4月21日 20:38に書いたブログ記事です。

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